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「同じソフトウェアなのに、なぜここまで違うのか― Web/ネイティブ・自動運転・車載ネットワークを OSI で読み解く ―」
1.大きな地図:開発分野ごとの立ち位置 Webアプリケーションやネイティブアプリの開発、自動運転システムの開発、そして車載ネットワーク技術は、いずれも「ソフトウェア開発」という同じ言葉で括られる分野である。しかし実際には、扱っている抽象度、責任範囲、そして前提としている世界観は大きく異なる。これらの違いは、OSI参照モデルとコンピュータの構成という視点から整理すると、単なる技術の差ではなく「設計思想の差」として浮かび上がってくる。 OSI参照モデル×開発分野 Webアプリ開発は「OSIの上で完結する世界」 まず、Webアプリケーション開発はOSI参照モデルの最上位であるアプリケーション層を主な舞台とする分野である。開発者はHTTPやRESTといった高レベルなプロトコルを用いて処理を記述し、パケット分割、再送制御といった下位層の複雑な問題は、OSやネットワークスタックに委ねられている。通信が失敗しても再試行すればよく、多少の遅延や順序の入れ替わりはUXの問題として扱われる。この世界では「通信は不安定である」という前提そのものが設計に組み込まれており
2025年12月18日読了時間: 4分
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